経済的に余裕がある兄弟が介護費用の負担を拒否する場合。収入に応じた扶養義務と対処法。
経済的に十分な余裕があるにもかかわらず、介護費用の負担を拒否する兄弟。「お金はあるのに出さない」というのは、感情的にも法的にも問題のある態度です。扶養義務は経済力に応じて課されるものであり、高収入であればより大きな負担が求められます。
家庭裁判所が扶養料を決定する際、最も重視されるのが各自の経済力です。収入・資産が多い者ほど負担能力が高いと判断され、より大きな割合の負担を命じられます。
つまり、高収入であることは扶養義務を重くする要因であり、逆に免除の理由にはなり得ません。「自分で稼いだ金は自分のもの」という主張は、法的には通用しないのです。
家庭裁判所の調停・審判に至った場合、以下の点が高収入の兄弟の負担を重くする方向に働きます。
介護費用を負担しなかった兄弟は、将来の相続で不利になる可能性があります。介護に貢献した兄弟は「寄与分」として相続分の上乗せを主張できます。逆に、介護に非協力的だった兄弟の相続分が減らされることもあり得ます。
兄弟の人数・収入・介護費用を入力するだけで、法的根拠に基づいた負担割合を算出します。
無料でシミュレーションする※ 本ページは一般的な情報提供を目的としており、弁護士・司法書士・ケアマネジャー等による個別の法律相談・介護相談を行うものではありません。
※ 掲載データは厚生労働省「介護保険事業状況報告」「介護サービス施設・事業所調査」、各自治体の介護保険料公表資料に基づく概算値です。実際の費用は要介護度・施設種別・地域・個別の医療状況により大きく異なります。
※ 正確な介護費用・負担額については、お住まいの市区町村の介護保険課窓口、地域包括支援センター、または担当ケアマネジャーにご相談ください。