父親と母親が同時に、あるいは相次いで要介護状態になる「ダブル介護」。介護費用は単純に2倍になり、精神的・肉体的な負担も格段に増加します。一人で抱え込まず、制度と家族の協力を最大限に活用しましょう。
ダブル介護の費用シミュレーション
両親ともに施設介護が必要になった場合の費用目安です。
- 特養×2人:月10〜30万円(二人分)
- 有料老人ホーム×2人:月30〜60万円(二人分)
- 在宅介護×2人:月10〜30万円+介護者の時間的損失
一般的な家庭で月30〜60万円の継続的な支出は非常に大きな負担です。早期の対策と兄弟間の分担が不可欠です。
費用を抑えるための戦略
- 夫婦部屋のある施設を探す:二人一緒に入所できる施設は割安になることがある
- 一人は在宅、一人は施設:要介護度の高い方を施設に入所させ、軽度の方は在宅で対応
- 世帯の合算制度を活用:高額介護サービス費は世帯合算できるため、二人分の上限が適用される
- 高額医療・高額介護合算制度:医療費と介護費の年間合計に上限がある
兄弟間の分担の考え方
両親の介護という事実は、兄弟全員の責任です。費用が倍になるからこそ、一人に負担を集中させることは絶対に避けるべきです。
- 父の介護費用と母の介護費用を分けて考え、それぞれについて分担割合を決める
- 父方の兄弟と母方の兄弟が異なる場合は、それぞれの側で分担を決める
- 共通の兄弟であれば、両親分をまとめて収入比で按分するのが効率的
メンタルヘルスの重要性
ダブル介護は介護うつのリスクが非常に高い状況です。
- 地域包括支援センターの介護相談を積極的に利用する
- 介護者の会やオンラインコミュニティで経験を共有する
- レスパイトケア(ショートステイ等)を定期的に利用する
- 兄弟で介護を交代する仕組みを作る
あなたの状況で負担額をシミュレーション
兄弟の人数・収入・介護費用を入力するだけで、法的根拠に基づいた負担割合を算出します。
無料でシミュレーションする