親の要介護度が上がると、介護費用は大幅に増加します。要介護1から要介護3になるだけで月の費用が2〜3倍に膨らむことも珍しくありません。このタイミングで兄弟間の費用分担を見直すことは不可欠です。
要介護度別の費用目安
- 要支援1〜2:月1〜3万円(予防サービス中心)
- 要介護1:月3〜8万円(デイサービス+訪問介護)
- 要介護2:月5〜12万円(サービス利用頻度が増加)
- 要介護3:月8〜18万円(施設入所の検討ライン)
- 要介護4:月12〜25万円(在宅の場合は手厚いサービスが必要)
- 要介護5:月15〜35万円(常時介護が必要)
※上記は在宅介護の場合。施設入所の場合は別途施設費用がかかります。
介護度が上がるタイミングでやるべきこと
- ケアプランの見直し:ケアマネージャーと相談し、新しい介護度に合ったサービスプランを作成
- 費用の見積もりを取る:新しいプランでの月額費用を算出
- 兄弟に状況を報告:介護度の変更と費用の増加額を具体的に共有
- 負担割合の見直し協議:増加分を含めた新しい負担割合を話し合う
- 施設入所の検討:要介護3以上は施設入所を視野に入れる(特養の申込条件にも該当)
費用増加への対策
介護度が上がった際に活用できる制度を確認しましょう。
- 区分支給限度額の増加:介護度が上がると利用できるサービスの上限額も上がる
- 高額介護サービス費:自己負担が上限を超えた場合の払い戻し
- 福祉用具のレンタル:介護度が上がると利用できる福祉用具の種類が増える
- 住宅改修費の支給:手すりの設置、段差の解消などに最大20万円が支給される
在宅から施設への切り替え判断
要介護3以上になると、在宅介護の継続が困難になるケースが増えます。以下のサインが見られたら、施設入所を検討しましょう。
- 在宅介護者が心身ともに限界を感じている
- 夜間の介護が頻繁に必要になった
- 在宅サービスの限度額を超える介護が必要
- 認知症の進行により安全確保が困難
施設入所は「見捨てること」ではありません。プロの介護を受けることで、親の生活の質が向上するケースも多いのです。
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