介護費用シミュレーター

介護費用月35万円の兄弟間負担割合

都市部の有料老人ホームや介護付きマンションの月額費用帯。比較的充実したサービスが受けられます。

月35万円の介護費用について

350,000円/月

年間では約4,200,000円の負担

介護費用が月35万円の場合、年間で約4,200,000円の費用がかかります。介護期間の平均は約5年と言われており、総額では約21,000,000円にのぼる可能性があります。一人で負担するには大きな金額のため、兄弟間での公平な分担が重要です。

月35万円の負担割合をシミュレーション

兄弟の人数・収入・介護費用を入力するだけで、法的根拠に基づいた負担割合を算出します。

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兄弟人数別の分担シミュレーション

兄弟2人の場合

均等割り

1人あたり 175,000円/月

収入比で分担した場合(例)

長子233,333円/月

次子116,667円/月

兄弟2人の詳細を見る

兄弟3人の場合

均等割り

1人あたり 116,667円/月

収入比で分担した場合(例)

長子175,000円/月

次子116,667円/月

三子58,333円/月

兄弟3人の詳細を見る

兄弟4人の場合

均等割り

1人あたり 87,500円/月

収入比で分担した場合(例)

長子140,000円/月

次子105,000円/月

三子70,000円/月

四子35,000円/月

兄弟4人の詳細を見る

月35万円で活用すべき費用軽減制度

介護費用が月35万円の場合に特に有効な制度を、関連度の高い順に紹介します。

医療費控除(介護サービス分)

特に有効

介護保険サービスの自己負担分の一部は確定申告で医療費控除の対象になります。対象は、施設サービス費の自己負担額(特養は50%、老健・医療型は全額)、訪問看護・デイケア・居宅療養管理指導などの自己負担額です。兄弟で分担している場合は、実際に支払った金額に応じてそれぞれが控除を受けられます。

高額医療・高額介護合算療養費制度

特に有効

同一世帯で1年間(8月〜翌7月)の医療保険と介護保険の自己負担合計額が限度額を超えた場合に、超過分が払い戻される制度です。70歳以上の一般所得者の限度額は年間56万円です。医療費と介護費が両方かかっている世帯にとって特に有効な制度です。

生活保護の介護扶助

特に有効

生活保護を受けている方は、介護保険の自己負担分が介護扶助として全額支給されます。また、生活保護受給者は介護保険料も生活扶助に含まれて支給されます。施設入所の場合も食費・居住費が公費負担となります。

施設変更による費用見直し

特に有効

有料老人ホームなど高額な施設から、特養(公的施設)や費用の低い施設への移行を検討する方法です。特養への入所要件(要介護3以上)を満たしている場合は、待機者リストに登録しておくことで、空きが出た際に費用を大幅に削減できます。

高額介護サービス費

活用可能

月の介護サービス自己負担額が所得に応じた上限額を超えた場合、超過分が払い戻される制度です。一般的な所得(住民税課税世帯)の上限は月44,400円、住民税非課税世帯は月24,600円です。初回は申請が必要ですが、一度申請すれば以降は自動的に支給されます。

世帯分離による負担軽減

活用可能

親と同居している場合、住民票上の世帯を分離することで、親の世帯の所得が下がり、介護保険の自己負担割合や負担限度額が軽減される場合があります。ただし、国民健康保険料や住民税の計算にも影響するため、総合的なシミュレーションが必要です。市区町村の窓口で相談してください。

負担限度額認定(特定入所者介護サービス費)

参考

住民税非課税世帯の方が施設に入所する場合、食費と居住費(部屋代)が大幅に軽減される制度です。所得と預貯金額に応じて第1段階〜第3段階に分かれ、例えば第2段階では食費が1日390円、多床室の居住費が1日370円まで軽減されます。市区町村の介護保険課で申請します。

社会福祉法人等による利用者負担軽減制度

参考

社会福祉法人が運営する施設やサービスを利用する場合、低所得の方は利用者負担額が25%(老齢福祉年金受給者は50%)軽減されます。対象は住民税非課税世帯で、預貯金等が一定額以下の方です。市区町村で「利用者負担軽減確認証」の交付を受ける必要があります。

月35万円の費用分担シナリオ

介護費用が月35万円の場合の、具体的な家族構成別シナリオです。

兄弟2人・親は有料老人ホームに入居

状況

母親(90歳・要介護4)が有料老人ホームに入居中。月額約350,000円。長男(63歳・年収800万円・退職間近)と次男(60歳・年収600万円)。入居一時金300万円は母親の貯蓄から支払い済み。

分担の考え方

月額350,000円は高額のため、まず母親の年金(月額10万円程度と仮定)を充当し、残額を兄弟で分担します。残額250,000円を収入比で分担すると長男57%(142,500円)・次男43%(107,500円)。長男の退職後は年金収入に変わるため、退職時点での見直しを合意しておくことが重要です。特養への住み替えも選択肢として検討しましょう。

一人っ子・配偶者と分担

状況

一人っ子(55歳・年収700万円)の妻(53歳・パート年収150万円)と2人で、父親(83歳・要介護5)の有料老人ホーム費用月額350,000円を負担中。子ども2人は大学生。

分担の考え方

一人っ子の場合は兄弟分担ができないため、①父親の年金・資産の活用②施設の見直し(より費用の低い施設への住み替え)③高額介護サービス費・医療費控除の最大活用が重要です。教育費との両立が厳しい場合は、ファイナンシャルプランナーや社会福祉士に家計全体の相談をすることをお勧めします。

月35万円の介護費用を分担するコツ

施設の費用対効果を再検討する

月350,000円は高額な費用帯です。現在の施設のサービス内容が費用に見合っているか、より費用効率の良い施設への移行は可能か、改めて検討する価値があります。ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみましょう。

親の資産活用計画を立てる

この費用帯では、親の年金だけでは不足が生じやすいです。親の預貯金・有価証券・不動産などの資産を、介護費用にどのタイミングでどの程度充てるか、兄弟で合意形成しておくことが重要です。成年後見制度の活用も検討してください。

税制面での最適化を図る

医療費控除、扶養控除、障害者控除(要介護認定者に適用される場合あり)を最大限活用しましょう。特に兄弟の中で最も税率が高い人が費用を負担し、控除を受ける方が、家族全体としての税負担が軽くなる場合があります。税理士への相談も有効です。

他の費用帯

関連ページ

※ 本ページは一般的な情報提供を目的としており、弁護士・司法書士・ケアマネジャー等による個別の法律相談・介護相談を行うものではありません。

※ 掲載データは厚生労働省「介護保険事業状況報告」「介護サービス施設・事業所調査」、各自治体の介護保険料公表資料に基づく概算値です。実際の費用は要介護度・施設種別・地域・個別の医療状況により大きく異なります。

※ 正確な介護費用・負担額については、お住まいの市区町村の介護保険課窓口、地域包括支援センター、または担当ケアマネジャーにご相談ください。